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約束~大人の関係

先月のGW。

遠距離恋愛中の彼、清二くんが遊びに来てくれた。

大人だったら、たいしたことのない距離だよってお母さんは言うんだけど、

高校生のわたしたちにとって、この距離は毎月のお小遣いだけじゃ

行ったり来たりが難しい距離だと思う。

それを清二くんは学校へ行きながらアルバイトをして貯金をして

そしてわたしのところまで来てくれる。

わたしの高校はアルバイト禁止だから、清二くんのように頑張れないのが悔しい。


そんな清二くんと冬休み以来、久しぶりに会ったんだけど、

清二くんったら、無理をしてビジネスホテルなんか予約していたから

ビックリした。しかも年齢まで偽って、20歳だなんて嘘をついていたから

さらにビックリというか、あきれたというか、実は本音は嬉しかったとか・・・。



「スッゲーキレイな部屋なんだぜ」

清二くんとランチが終わってウインドーショッピングをしていたとき、

話題の中にホテルの話がでてきた。

「み・・・見にくるか?」

何故か清二くんは挙動不審に目を泳がせて、どもりながらわたしに聞いた。

ココロのなかで、心臓がドキンと跳ねた。

ホテルの部屋を見に行くってことは、もしかするとオトナの関係に

なってしまうかもしれない。

まだ、キスもしたことがないのに、急にまさかそんな展開はあるはずないかな。

頭の中で、行く? 行かない? 行きたい? どうする?

いろんな想いがぐるぐる回る。

友達の中には、もうそういう関係になってる子もいるし、

そうなってもっと親密になれたとか、愛されている実感がわくとか聞くし

わたしたちも付き合っているんだから、そうなってもいいんだと思う。

でも・・・・・。

痛いのは・・・嫌・・・。

怖い・・・・。

でも、好きならそれくらい我慢しなくちゃ?

「あ・・いや、ちょっと言ってみただけさ。気にすんな、忘れて」

わたしが長い間、沈黙していたせいで、清二くんは誘うのをやめた。

「え、忘れていいの?」

「え・・・えええ? 佐代ちゃんは・・・いいの?」

「・・・・う、うん。ちょっとなら」

いいよ、とうなづいてそのまま顔を上げられなくなった。

わたしの顔は、きっと真っ赤になっていると思う。

清二くんは、ただ部屋を見せてくれようとしているだけかもしれないのに、

わたしったら、エッチな妄想なんかしてしまって、恥ずかしい。

どうしよう、エッチな子だってバレちゃったらどうしよう。


結局わたしは、清二くんについてホテルに行くことにしたのだけれど・・・。



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