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【1】飲み会への誘い

彼氏なんて面倒臭いからいらない。

ずっとそう思って生きてきた。

束縛、飲み会への制限、嫉妬と独占。

うんざりする。

高校からの友人である白井那絵(しらい なえ)もずっと彼氏がいなかった。

今まで気楽に遊んでいたのに、大学に入ってから那絵に好きな男ができた。

その男を含めた飲み会をしようと、高校からのもうひとりの友人、椎葉紗夜(しいば さや)から

連絡があったのが昨夜だ。

那絵も紗夜も同じ大学に通っている。

紗夜は彼氏と別れて一ヶ月になる。

別れた原因は彼氏の浮気だ。

男なんて信用しないとか泣いていたくせに、もう飲み会なんかセッティングして

出会いを求めようとしている。

女も信用出来ない。と高浜理花(たかはま りか)は思っている。



理花。21歳。職業イベント関係。

勤務地、勤務時間、休日、全てにおいて不規則な仕事をしている。

高校を卒業して、みんなが進学する中、理花は早く自立したくて仕事を始めた。

正社員並みに扱ってもらっているが、バイトである。

とりあえず入った会社だが、今年で3年目になる。

仕事は楽しいし給料もいい。

おかげでアパートを借りて、ひとりで自由に暮らすのに不足はなかった。

中学の頃から気づいていたことだけど、理花に言い寄ってくる男は多い。

すごく多いのだ。

だけど自分から好きになることはなかった。

相手に言われて何となく付き合うけれど、いつも長くは続かない。

好きな人と付き合うって、どんな気持ちなんだろう。

那絵が好きになった男って、どんな人だろう。

そんな好奇心もちょっとはあるから、理花は今日の飲み会に参加することにした。




那絵の目当ての男は、古城 樹(こじょう いつき)と言うらしい。

特にどうと言うことのない男だった。

顔もスタイルも普通並み。良く言えば真面目そうなところがとりえかなと言う感じだ。

男3人、女3人での飲み会。みんな大学生で、理花だけが社会人。

自分だけがその場のノリについていけず、浮いている気がしていた。

紗夜は、中屋暁登(なかや あきと)と言う男と仲がいいらしく、今日の飲み会も

2人でセッティングしたと言っていた。

那絵は樹としゃべっているし、必然的にもうひとりの男、

杉浦透弥(すぎうら とうや)のとなりに理花は座ることになっていた。

透弥はすごく綺麗な男の子だった。

樹や暁登に比べても、今まで出会った男の中でも一番じゃないかってくらいカッコイイ。

なのに、何で那絵も紗夜もこのひとを無視してるんだろうと思っていた。

けれどそれはすぐに理解できた。

場がこんなに盛り上がっているのに、一向に盛り上がらない男だったのだ。



続く~。
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