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クリスマスマジック【2008】


続編です。






街中を彩るイルミネーションは、

キラキラと輝いて人々を喜ばせていたけれど、

去年のわたしは、かえってその煌びやかさが、嘘っぽく見えていた。

ちょっとした軽はずみなキスだったけれど、

まさかこんな風に私が変わるとは思ってもみなかった。



空から舞い落ちる雪を見上げて、あなたは言った。

「クリスマスの夜は、雪と一緒に、天使が降りてくるんだって。

幸せの魔法の粉を、天使がみんなの上に降りかけてくれるんだよ」

彼と出会う前だったら、ファンタジー小説の読みすぎじゃない?

ってバカにして、冷めた心で聞いただろうけど、

今年もまた、魔法にかかってしまったようで、彼の言葉が優しく胸に沁み込んだ。



寒い夜も、彼とだったら暖かい。

頬も身体も指先も心も、そして唇も全部、温めてくれるから。



ケーキの上でゆらゆら揺れる、ローソクの炎。

わたしの心は、もうゆらゆら揺れない。

頭の中は、あなたでいっぱい。

灰色だった私の心を、明るい色に変えてくれた。

心を彩る、あなたは私のイルミネーション。





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松本英子 - Squall




約束~キミを守るもの

遠距離恋愛中の彼女、佐代ちゃんとの再会をずっと僕は夢見ていた。

会いに行くための旅費を稼ぐため、アルバイトも頑張った。

だけど、まだまだ実現しない。

佐代ちゃんの誕生日には、会いに行きたかったけれど、叶わなかった。

佐代ちゃんは、僕に何度も聞いた。

いつ会える?

来月会えるかな?

わたしの誕生日に、会いたいな。


そのたび僕は、行ってやれないことを悔やんでいた。

お金だけじゃない。

周りのいろんな状況、事情が、実現をまだ夢のままにさせていた。



佐代ちゃんが悩んでるときも、落ち込んでいるときも、

そばにいてやれないのが悲しかった。

何も出来ない僕に、佐代ちゃんが言ってくれた言葉。

気持ちだけでも嬉しいよ。

清二くんの気持ち、届いてるよ。

いつも気にかけてくれてありがとう。

ちゃんと、癒されてるよ。


それは僕を安心させてくれるための、佐代ちゃんの気持ちから出た言葉だろう。

僕のほうこそ、佐代ちゃんに癒されていた。



そして、佐代ちゃんの誕生日から数ヶ月。

やっと今、夢が現実へと変わった。

「列車の切符がとれたよ」

佐代ちゃんに電話をした。

電話の向こうの佐代ちゃんの顔は見えないけれど、

笑顔で聞いてくれたことは、声からわかった。

冬休み、やっと会える。

会って、これまでの会えなかった日々の分まで、楽しいことで埋め尽くそう。

想像するだけでこんなに幸せな気持ちになるんだから、

会えたとき、考えもつかないくらいの喜びが味わえるんだろうか。



佐代ちゃんが落ち込んだとき、元気になれるようにって願いをこめて。

ラピスラズリの石のパワー。

アクセサリーにして送ったよ。

少し早いクリスマスプレゼント。

僕が会いに行くまで、僕の代わりに佐代ちゃんを守ってくれますように。








↑こちらの続編になります。
暇なひとは、こっちも読んでいただくと、もっとわかりやすいかも~。


参考にどうぞ~ラピスラズリの効果

【17】スキ、好き、隙。

樹を追い出した後、理花は我ながらどうしてあそこまで抵抗したんだろうと考えていた。

樹のことは、嫌いではない。

でも、キスされると思ったら、嫌だと思った。

それって、やっぱり好きじゃないと言うことだろうと思う。

好きだったら、キスしてもいいと思うはずだ。

だとすれば、キスしてもいいと思った透弥のことは……。

「好きってことかなぁ?」

声に出して自分に問いかけてみた。

「……微妙?」

どうしてか、好きって言葉を使った途端、好きじゃないと言う気持ちに陥る。

だって、好きってもっと熱い気持ちではないのか。

会いたいとか、どうしているか気になるとか。

そういう気持ちとはまったくかけ離れているのだ。

好きじゃないのに、キスやエッチはいいって、紗夜の言葉を借りるなら、まるで淫乱女みたいだ。

でも、淫乱って、誰かれ構わずに関係を持つような女のイメージがある。理花はそれとは違うはず。

「淫乱じゃないもん」

スキはあるかもしれないけど。と、心の中で突っ込んだ。

ふと鏡を見ると、眉間にシワが寄っていた。

あんまり考えすぎるのはやめよう。

理花はバスルームに行き、シャワーを浴びた。

部屋に戻り、顔にパックをしていると、不意に電話が鳴った。

「あ、寝てた?」

電話は透弥からだ。

「ううん、まだ。パックしてるところ」

パックしたままだと、上手くしゃべれない。

はがす予定時間まで、あと2分くらいあったけれど、理花はパックを顔からはがした。

「パックって、顔が白くなるやつ?」

「ううん。透明」

「いつもパックしてるの?」

「いつもじゃないよ。3日前からウエディングショーの仕事してるの。

お化粧されるから、肌をキレイにしておきたくてやってたの」

「ウエディングショーって、何?」

いつもメールばかりで、滅多に電話をしてこない透弥からの電話は、なんだか新鮮だ。

ちょっとだけ、心臓がドキドキしている。

「シーサイドチャペルってあるでしょ。あそこで一ヶ月間。週末だけなんだけど、

結婚式の見本みたいなことをやるの」

「見てみたいかも」

透弥が興味を示してくれる。

「見に来ていいよ。見せるためにやるんだもん」

「理花のドレス姿、キレイそう」

「どうかな~、見て確かめてみて」

「今から見に行く」

「え。今は仕事してないよ。明日だよ」

「違うんだ。今、下にいる」

「下? 下って」

「理花のアパート」

「え、来てるの?」

理花は携帯を耳に当てたまま、玄関のドアを開けた。

階段の下に透弥がいた。

理花に気がつくと、持っていた携帯を閉じて、手を振る仕草で微笑んでいる。

「急にどうしたの? ビックリしたよ」

理花も携帯を切って、階段をおりていく。

「なんか、急に顔が見たくなった」

「うん……」

いつ会ったきりだっただろう。ちょっと久しぶりだからまっすぐ顔を見るのが照れ臭い。

「夜遅くにごめん。すぐ帰るし」

「帰るの?」

思わす理花は聞き返してしまった。

「帰らなくていいなら、帰りたくない」

帰らなくていい、というつもりで言ったのではなかったけれど、

透弥の顔を目の前にしていたら、「やっぱり帰って」とも言えず、

「じゃあ、ちょっとあがってく?」

誘ってしまった。




__________________________


ちょっと短めで、終わり~。

理花ちゃん、男を軽々しく部屋に入れてはいけませんよ。

って思いませんか?

ねえ。。。。


わがまま

おいしいものをいっぱい食べさせて。

欲しいものもいっぱい買って。

お金は全部、あなたが払うの。

荷物ももちろん、あなたが持つの。

行きたい場所に連れてって。

面白くなかったら、責任とって。

ひとが多い場所は嫌。

空気が汚れてる場所も嫌。




暖かい場所に行きたいの。

2人きりで、過ごしたいの。

そして、寒くないように抱きしめて。

手が冷えないように、ぎゅっと握って。

お布団にくるまって、

心の中までぽかぽかにして。

わたしが先に眠っても、

あなたは眠っちゃいけないの。

ずっと寝顔を眺めていてね。

幸せだって思ってね。

だけど、わたしより幸せを感じたら、嫌。

わたしのほうが、

ずっとずっと幸せでいなきゃダメ。

好きな気持ちも、

会いたいって思う気持ちも、

あなたのほうがたくさん感じていて欲しい。

【16】迷惑な男

あれ以来、樹は毎日のようにやって来る。

透弥はメールは時々くれるものの、樹みたいに押しかけて来たことはなかった。

比べてはいけないけれど、行動力では樹のほうが、勝っていると思う。

一生懸命さは、樹のほうに感じる。

理花は今日、紗夜と那絵に呼ばれてちょっと飲んできた。

樹と透弥の2人に追いかけられていると知り、紗夜から聞きたくもないお説教をされてきた。

理花の態度に問題があるとか、返事をすぐにしないで待たせて、いい気になっているとか。

そんなんじゃないのに、そうだと決め付ける紗夜は、やっぱり友達なんかじゃないと思う。

そばで困った顔をするだけの那絵にしても、友達のフリをしているだけじゃないだろうかとさえ思えた。

単なる高校からの腐れ縁みたいなものであり、暇つぶしに八つ当たりされてる気さえしていた。

被害妄想なんだろうけど……。と、理花は自分の気持ちにも嫌気がさしている。

そんなムカついた気分のまま帰宅し、ドアの前にいる樹を見たら、ますます気が重くなった。

座り込んで待っていた樹は、理花に気がつくと立ち上がって笑顔で言った。

「お疲れ様。今日は残業だったのか? 遅くまで大変だな」

「ううん。今日は紗夜たちと飲んでた」

残業のほうがずっとマシだけどね、と思ったがそこは口にしない。

「じゃあ、腹減ってねーか。コレ、明日に回すかなー」

樹が持ち上げた袋の中身は、作ってくれる予定の食材のようだ。

いつもご飯を作ってくれるのは有り難い。でも、付き合っているわけでもないのに

食後も遅くまで部屋にいられるのは、正直すごく迷惑なのである。

どちらかと言うと、誰かと一緒にいるより、ひとりで好きなことをするほうが、理花は落ち着くのだ。

時々ならいいけど、こう毎日のように続くとうんざりしてしまう。

「今日はもうご飯も食べたし……」

だから帰って、と言いかけて口をつぐんだ。

樹にすれば、何時に帰ってくるかわからない理花を、ずっと待っていたのだ。

あまりはっきり迷惑だとも、言いにくい雰囲気で……。

「じゃあさ、ちょっとコーヒーでも入れてやるよ」

飲んだら帰るからさ。と樹に強引に決定され、理花もうなずいてしまう。

我ながら、本当に優柔不断だと思う。

嫌なら嫌だっていえばいいのに、言えないで後悔する。

そして、その不満はいつも一気に爆発して、もっと相手を傷つけることもある。

わかっているのに、繰り返してしまう嫌な性格だ。



部屋に入るとすぐ、樹はすでに慣れた様子でキッチンへ向かう。

そして慣れた手つきでコーヒーを淹れてくれた。

理花の座っている場所までカップを運んでくると、理花の目の前に置く。

樹は自分用のカップを手に持ったまま、理花に聞いた。

「あのさ、あの、隣りに座ってもいいか?」

理花の傍らに立って、樹は理花を見下ろしている。

「もう、こうして何日もここに来てるしさ、理花も部屋に入れてくれる。一緒にいて、

上手くいってると思ってるんだ。そろそろ、もうちょっと仲良くしたいかなーなんちゃって」

樹は持っていたカップをテーブルに置きながら、理花の返事も待たずに隣に座った。

「理花」

すぐそこに樹がいて、テーブルとベッドの間の狭い空間では、すぐに逃げることも出来なくて……。

「あの、まだ私、返事してないよ。まだ、付き合うって言ってない……」

やや身を引きながら、理花は樹に言った。

「透弥とは、やったくせに」

「あれは、だから、流れって言うか」

「流れでやれるんだったらさ、俺ともやれる?」

樹が迫ってきた。

毎日部屋に来て、ご飯を作ってくれて、ご飯を一緒に食べていた。

ただ、それだけだった。

樹は、理花の返事を待っててくれる。返事をちゃんとするまでは大丈夫、何もないはずだと、

どういうわけかそんな風に信じていたけれど、今日になって裏切られた気分だった。

「嫌……」

「……嫌?」

すぐに引いてくれるかと思ったのに、引かないどころか、樹は理花の肩に手を触れた。

「い……嫌っ! やめて!」

理花は樹の体を思い切り突き飛ばした。

「うわあっ!」

理花は自分でも驚くほどの力が出ていたらしい。

突き飛ばされた樹は、大袈裟に床に仰向けに倒れた。

「あ……ごめん。大丈夫?」

つい、手を伸ばしてしまった理花。その瞬間、手首をつかまれて引っ張られる。













あ~あ(@▽@)どうしよ~

【15】曖昧な気持ち

それからようやく、落ち着きを取り戻した透弥は、理花との関係と、自分の気持ちを樹に話した。

「けどさー、理花はどうなんだよ。俺とのこと考えてくれるってさっき言ったわけだしさ、

まだ透弥に傾いてるってわけじゃねーってことだろ?」

透弥に先を越されたと知った樹が、諦めきれない様子で理花に確認するように聞いている。

「私は……」

「もういいだろ。理花が混乱する」

口を開きかけた理花を遮るように透弥が樹に言った。

「透弥は黙ってろ。俺は理花に聞いてるんだ。な、理花。まだ気持ちに迷いがあるんだよな?」

樹が理花の顔を覗き込むようにした瞬間。

「そんなに近づくなよ!」

透弥が樹の腕をつかんで引き戻す。

「指図すんなよ。まだ透弥のもんじゃねーだろ」

「樹のでもないだろ!」

「そうだけど、透弥みたいな乱暴なヤツに理花は渡せない」

「俺のどこが乱暴なんだよ」

「付き合ってもないのに、理花とやったんだろ。十分乱暴じゃんかよ! 一歩間違えば

強姦だぞ、強姦!」

「嫌がってたらそうだけど、理花はちゃんと受け入れてくれたと思って──」

そこまで言いかけて、透弥がふと言葉を途切らせた。

そして視線を理花に向ける。

「もしかして、理花……。嫌だったの?」

透弥の表情は固い。

嫌じゃなかった。

少なくとも、無理矢理ではなかった。

でも、その場の雰囲気に流されたとも言える。

「理花、困ってるじゃんかよ。嫌だったんだよ」

そうだよな? と、樹が理花に肯定を促す。

「嫌……」

じゃなかった。と続けようとしたのに、樹が途中で遮った。

「ほら見ろ透弥。嫌だって言ったぞ」

「ちょ……」

「そうだったのか、嫌なのに無理に俺……」

「そうだよ透弥。ひでー男。無理矢理押しかけて、無理矢理ホテル連れてって、

嫌だって言えないように理花のこと脅してやったんだろ! 反省しやがれ」

「反省はするけど、俺、理花のこと脅してなんかないし」

「反論するのかよ。反省してねーじゃんかよ。理花にキスしたとか、やったとかで

自分の女にしたつもりになってんじゃねーよ。理花は嫌だって言えずに我慢したんだ。理花の

気持ちを勝手に誤解して勝手に怒りやがって」

「わかったよ。悪かったな。でも、脅しては──」

「そうよ。脅されたんじゃないもん!」

やっと理花は口を挟めた。

樹と透弥がじっと理花を見ている。

「わたしは、透弥くんに脅されてやったわけじゃないよ。無理矢理でもなかったし、

樹くんが思ってるみたいな我慢とか、そういうのも違う」

そこまで言ってから、理花は透弥を見た。

「透弥くんのことは、嫌いじゃないよ。でも、好きかどうかは、わからない。曖昧なの。

雰囲気に流されたかもしれない」

理花は正直に今の気持ちを言ったけれど、透弥も樹も不可解な顔をしている。

「だって、透弥くんだってあのとき、好きって言ってくれなかったし、

付き合ってとも言わなかったじゃない?」

理花は自分の曖昧な気持ちを誤魔化すように、透弥に責任転嫁してしまった。

「でも、好きじゃなくて、わざわざ遠くまで行かない」

「やりたいためだけに、行ったとも考えられるじゃんかよ」

茶化すように話に割り込む樹を、透弥が睨んだ。

「樹は関係ないから黙ってろ」

「関係ないとは何だ。俺は理花が好き。ちゃんと告白したんだし、理花の返事待ちなんだし、

ここで引き下がるわけにはいかねーんだよ。理花の彼氏になれるかどうかの瀬戸際なんだ。

邪魔だって言われたって、黙っていられるかよ」

樹も必死らしいが、透弥も負けてなかった。

「俺だって、はっきり嫌いだって拒否されたわけじゃないんだ。絶対、引かないからね」

熱くなっている2人を見ながら、理花は思った。

2人の男の子に取り合いされて、何も感じない自分が一番の問題だろう。

嬉しいと思う気持ちより、面倒だな、と思っていた。

早く2人とも、帰って欲しいと思っていた。

嫌いだとか、嫌いじゃないって気持ちはわかる。

だけど、好きだと思う気持ちだけが曖昧で分かりにくい。








わたしも~、あんまり人を好きって気持ちがわかりにくくって。

まあ、理花ちゃんの気持ち=わたしの気持ち。みたいな。。。

理花ちゃんもたぶん、そのうち気がつくんでしょうけどね~、好きって気持ちに。

((((((≧∇≦))))))あはは♪

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