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愛に溺れたかった


あなたを想って切なくて

想いが伝わらない悲しみに

心が涙で溺れそう


涙ではなく

あなたの愛に

溺れたかった

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彼の腕の中


何度も起きかけて 引き戻される 温かな彼の腕の中

私の身体を辿る指


唇に触れ 頬に移り 抱き寄せられて おとされる

深い快楽 底のないような場所

あなたの指の動きと合わせるように

漏れる声

引き上げられ 昇りつめ 再び落とされ

繰り返す……

星からの贈り物


街の中のイルミネーションより 綺麗な星空



寒い冬の夜、見上げた空にたくさんの星が輝いていました。


両手を空に向かって伸ばすと、星に手が届きそうです。


「綺麗だな」


呟いた唇に、冷たい何かが触れたと思ったすぐ後、


次々と舞い落ちてくる雪に包まれました。


まるで、空にあった星が降ってきたような錯覚と、


一瞬にして綺麗な宝石に体を包まれたような感覚。


受け止めきれないほどたくさんの、


星からの贈り物をもらった気がしました

恋にとどくまで~苺花と大和(31)

苺花



一瞬、逃げようと思ったが、どう考えてもそれでは終わりだ。

私を放置して、車で去ってゆくこともできるのに、ちゃんと降りてきて

向き合ってくれようとしているのだ。これ以上困らせたら、もうたぶん追いかけてくれない。

いくら大和でも、本気で嫌になるに決まっている。

「バカすぎ!!」

いきなり怒鳴りつけられた。

ただのバカじゃない、バカすぎ?

「何よ」

口を尖らせて大和を見上げた。

「何よじゃねーよ。バカだからバカって言ってんだ。いい加減にしろよ苺花。何がじゃあね、だよ。

おまえさ、ほっとくとまた他の男について行くんだろ。やめろよそういうの。他人に迷惑かけるなよ」

「ええー、迷惑なわけないじゃん。男は喜ぶ……」

「他の男、喜ばさなくていいんだよっ! ったくムカツク女だな。何でこんなヤツ好きなのか、

自分で自分がわかんねーよ。さっぱりわかんねー。もう理解不能どころじゃねーよ」

「ムカツク女なら、ほっとけばいいのよ。わかんないなら、理解……あれ?」

何だか、大和の言葉に引っかかるものを感じたんだけど、何だろう。

「ほっとけばいいんだよな。わかってるんだ。けどさ、好きなんだ苺花」

「……大和?」

大和の口から、今はっきり聞こえた「好き」は、私に向けられたもの?

確かに言ったよね。確かに聞こえた。

頭の中が真っ白だ。

「どこにも行くな。俺のそばにいろ。俺が……苺花に一生振り回されてやるよ。他人に迷惑かけるより、

そのほうがマシなんだ。俺が犠牲になる。なってやるから、俺と付き合え!」

怒りながら、ケンカを売られているのと勘違いしそうなくらいの荒っぽさで、確かに

大和は私に告白しているようだ。

立っているのがツライくらいに頭がクラクラしている。

「私、梨々じゃないよ」

「わかってるよ。いつの話してるんだ。梨々のことはもうとっくに過去のことなんだからさ」

大和が言いながら、私に向かって手を伸ばしてきた。

抱きしめられる、と思ったと同時に、私は大和の腕の中にいた。

「返事は……?」

「だ……だって。信じられない。いいの?」

「いいから告ってんだろ」

「気の迷いじゃないの?」

「迷ってたけど、確信したから」

「決心、揺らがない?」

「何度も揺れたけど、もう平気。大丈夫」

「やめるなら今のうちだよ、大和」

何度も何度も確認した。

大和は、何度も何度もうなずいてくれた。

「やめない。それとも、苺花は迷惑なのか? 俺のこと、好きじゃない? 俺の勘違いなのか?」

今度は大和のほうが、何度も確認してきた。

「迷惑じゃないよ」

信じられないけれど……。

「大和が……好き」

恥ずかしいけど、やっと言えた。

顔をあげたら、余計なことを言ってしまいそうになるので、大和の胸に顔を埋めたまま、

腕を大和の背中に回して、ぎゅっときつく、すがりつくように抱きしめていた。

「勘違いじゃない。大和が大好き。大好きなの。ずっとずっと……好きっ」

好きだったんだよーって言いながら、私は我慢できなくなって泣いてしまった。

「うん。ありがとう。ずっと、好きでいてくれたのに、気付かなくてごめんっ……」

大和が私の髪を撫でながら、私につられたのか、涙声になった。

大和はずっと梨々しか見ていなかったんだから、私の気持ちに気付かなくて当然なのだ。

それに、気がつかれないような態度をとってきた。

ごめん、なんて謝る必要はないと思ったけれど、それは言葉にならなかった。

今になれば、もうどうだっていい。

過去のことはどうだっていい。

「あの、さ、苺花」

大和が私の身体を離そうとした。

私は放されないように、さらにキツくしがみつく。

「苺花、ちょっと離れて」

「嫌! 離れたくない」

「や、それはそうでも、ちょっ……」

「嫌嫌!」

せっかく抱きしめてもらえたのに。

ずっとこうしていたいのに、大和はどうして離れたいの?

私が好きな気持ちより、大和の好きは小さいの?

「大和が好き」

「……うん、俺も好き。好きだけど、ちょっと」

「何よ。何なのよ!」

はっきり言わない大和に、少しだけイラついて顔を上げる。

「私、嬉しいんだから。大和とこうなれたこと。なのに、大和はそれほどでもなさそうなのが嫌」

「いや、そうじゃなくて。あの、車に戻らないか?」

「車?」

はっと我に返る。

表通りではないから、走る車も歩くひともそう多くはないながら、やはり人目が

皆無というわけではない。

そんなことに、やっと気がついた。

「ここじゃ、何か落ち着かなくね?」

「それを早くいいなさいよ」

もう! と怒りつつ、私は先に車に戻った。

大和のほうが、私より冷静なのが気にいらない。

私としたことが、周りの状況さえ気にならないくらい、舞い上がっていたのが、かなり照れ臭かった。





次回、大和編。「恋にとどいてしまった大和のその後」を書きます。(予定ですが未定です)

恋にとどくまでのこと

恋愛小説のことなんですけど、「恋にとどくまで」。

もうすぐ、たぶん次回くらいで届きそうなんですけど、届いた後、どうしましょう。

どこまで書けばいいかな~なんて考えてます。

抱き合って、めでたしめでたし♡

じゃ、物足りないかな。。。とか。

せめてチューくらいさせちゃおうか、とか。

いや~、最後まで頑張って欲しいよ~とか。





読んでいただいているかたにしか、わからないと思いますが、

コメントくださいね~。

ソファーベッド

救急車のサイレンが聞こえる。

私が呼んだのだ。

私の両手には、たくさんの赤い血がついていた。

震えていた。

止まらない。

吐き気がする。

目の前が暗くなり、やがて意識が遠のいてゆく。

私はどうなってしまうんだろう。

私は……。







彼の部屋は2LDKで、玄関のすぐそばにある部屋が仕事部屋になっている。

そこに机と背中合わせになるように、壁にそって置いてあるソファーベッドがある。

仕事に疲れて休むときのための、仮眠用なのだ。

いつも私は、そのベッドを憎らしく思っていた。

彼に必要とされているベッド。

疲れたときに、彼が身体を密着させ、癒されるためのベッド。

例えば私が遊びに行ったとき、彼の仕事をそこで待っていたことがあった。

仕事をする背中を、寂しい気持ちで見つめていた私のほうを振り返った彼。

椅子から立ち上がり、私のほうに歩いてくる彼に、甘い期待をする。

けれどその口からは、期待を激しく裏切る言葉。

「そこ、どいて」

私はそこからどかされ、追い出され、床に座った。

彼は気持ち良さそうに、ソファーベッドに横たわる。

彼の閉じた目をじっと見つめるが、私の視線など、気にもならない様子で、そのまま深い

眠りに落ちてゆく彼。

そんなことを数ヶ月繰り返しているうちに、私は自分でも訳がわからなくなっていた。

狂っていたんだと思う。

私じゃ役に立たない。

彼を癒すこともできない。

彼を包み込み、安心して眠りに誘うことも出来なかった。

そんなに一緒にいたいなら、永遠に一緒にいればいいんだ。

さようなら


さようなら もう逢わない

さようなら 幸せになってね

さようなら 元気でね

さようなら 彼女と仲良くね



さようなら


さようなら




……さようなら



私の



素直になれなかった 恋心

恋にとどくまで~苺花と大和(30)

苺花



椎名は大和の友達だし、バイト先でも顔を合わせるんだし、私が椎名の家に

泊めてもらっていることは、たぶんすぐに大和に知られてしまうだろうと思っていた。

知られて欲しかった。

そして、心配になった大和は、椎名の家まで私を迎えに来てくれる。

そんな思いが私の頭の中にあった。

案外早く会えてしまって、ちょっとだけ拍子抜けだったけれど、嬉しい気持ちは否定しない。

ただこの場合、迎えに来てくれたんじゃなく、偶然会ってしまっただけで、感動の再会ではない。

つまんない。

つまんないけど……。

「送ってくよ」

どうやら大和は機嫌が悪いらしい。声が怖い。

それはそうだろう。

さっきから嫌なことばかり言ったんだ。

椎名の車の悪口も言ったし、大和に対しても背を向けたこんな態度を取っているんだから。

動きづらい車のシートから体を起こす。

まっすぐに座り直して、大和にチラリと目を向けた。

「このまま……送られちゃうの?」

大和はじっと前を向いたままハンドルを握っている。

事故らないように必死なのか。それとも怒って無視されているのか。

たぶん怒っていると考えるほうが妥当だよね。

自分の態度や言葉を多少反省しつつ、大和の横顔を見つめた。


高校生の頃から、大和の横顔ばかり見てきた。

梨々を見つめている大和の横顔。それは私にとって見慣れた顔で、正面から

向き合って、目が合う大和より「大和」なのだ。

この顔が好きで、ずっと見ていた。

時々こっちを見ることもあったけれど、恥ずかしくてすぐに目をそらしていた。

しかも思い切り可愛くないやり方で、高飛車な態度で「ふんっ」なんてやっていた。

私が大和を好きなんて、誰ひとり気がつく人はいなかったから、鈍感な大和が

私の気持ちを知る確率は、きっと0%だったに違いない。

だけど…。

やっぱり好きだな、この横顔……。

「送る」

無愛想に大和が答えた。

「そっか。送られるのか。あ、そうだ、送り狼になっちゃう?」

「何考えてんだ。バカ」

「だよね。狼になんかなれないんだよねー」

大和が試しにやれるような人じゃないことはわかっていた。

さっきだって、試しに抱かれるのかと思ったらメチャクチャ腹がたったけれど、

冷静になって考えてみれば、部屋に入ったところで大和はきっと後悔したと思える。

勢いでやれるなら、そういう機会は何度かあったのだ。

私が「嫌だ、やめて」とでも言えば大和はやめたに違いない。

そういう人。そういう人だから好きになって、そしてずっと諦めきれない。

自分の外見とかエッチの上手さとかに自信満々な、偉そうな男よりはずっとずっといい。

だって、ひとりの女の子を大事にしてくれそうだから。

大和の大事な「ひとり」になりたいな。

「その辺で降ろしてくれてもいいよ」

なのに私は、どうして心と反対のことを言ってしまうのだろう。

「は? その辺って?」

「他の狼さんに食べてもらうー」

これは、素直じゃないどころの問題ではない。

病気かもしれない。

素直じゃない病だ。

そう思った瞬間、大和が急ブレーキをかけた。 

上半身をフロントガラスにぶつけそうな衝撃だ。

「ちょっと、危ないじゃない」

後続車がいなかったのが幸いだと思った。

そうじゃなきゃ、思い切り追突されていただろう。

大和はそのまま、車を道の端まで移動させてから止めると、いきなりこっちに

向かって大声で怒鳴りつけてきた。

「いい加減にしろよ、苺花!」

いつになく真剣な表情で、大和が本気で怒っていると気付いた。

「やだ、なに怒ってんのよー。大和ったらー」

咄嗟にいつもの調子でふざけ半分にかわす。

いつもなら、ため息をつかれて無口になって、呆れられるんだけど今日は違った。

「いい加減にしろって言ってんだよ。そうやって、ずっとそんな態度とって、

俺のことからかって笑ってふざけてる気なのか? そんなだったら、もう着いて

行けない。勝手にどっかの男にヤラレちまえばいいんだ。俺は知らない。

知らないからな。苺花のことなんか助けてやんねーし、ほっとっくからな」

それでもいいのかよって、大和は怒鳴った。

「何よ……」

「俺以上に好きになれる男がいないんじゃねーのかよっ!」

大和は、私が言い返す隙を与えてくれない。

こんな車内の狭い空間で、こんなに大声を出されて怒られて、逃げ場もなくて少しだけ

怖くなった。

「苺花っ! おま……」

「もう、うるさいなー! そんな大声出さなくても聞こえるよ。狭い車なんだからさ」

ひとこと余計だったかな。

「もういいもん。歩いて帰る」

シートベルトを外してドアを開けた。

「じゃあね」

引き止めてくれるのを期待した。

だけど、大和は何も言葉をかけてくれない。振り返るのもカッコ悪い。

車を降りて、大和の顔を見ないようにしてドアを閉めた。

どっちに行けば自分の家だったかさえ、すぐにはわからないくらい戸惑っていた。

さすがの大和も呆れてしまったに違いない。

その場から動けず、じっと立ったままでいたら、それからすぐに大和が車から降りてきた。

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